日本人の発音の癖
タイに旅行した時の話です。
現地でタイ人の大学生何人かと友達になり、一緒に遊んだりしていました。
もちろんタイ語はわからないので、会話は英語です。
ところがタイなまりの英語って日本人にとって聞き取りにくいんでしょうね。
結構伝わらなくて文字でうって、あーー、なるほどねってなることが多かったです。
一番特徴的だったのが、chを日本語で言う「シャ」の音になることでした。
例えばTeacherという単語が「ティーシャー」に聞こえたり。
それ以外にも、タイ語がそもそも子音を短く発するからなのかもしれませんが、基本的に単語の中の子音が消えている感じがしました。
タイ以外にも、イタリア人の友達の英語は全部Rを発音するために、forが「フォル」に成ったりと、各国母国語に基づいた癖というものがあります。
さて、それじゃあ日本人の癖、というものはどんなんだろうと。
自分自身正しく発音しているつもりでも全く通じないこともよくあります。日本人の癖というものを理解することができれば、少しはマシになるんじゃないかなと思いました。
それに気づけたのが、つい先日のことです。家でヨーグルト何味食べたい?ときかれ
「Zitrone(ドイツ語でレモン)!」
と答えたらなかなか伝わりませんでした。何回か試してみても伝わらなかったため、仕方なく携帯に単語を書いて見せたら
「あー!Zitrone!」
いやさっきから言ってるじゃん、という気持ちを抑えて伝わらなかった?と聞いてみると
「お前のは Zi to ro ne に聞こえるんだよ。Zi tro neでZitrone。」
あー、なるほどな、と思ったのですがこれがなかなか難しいですね。
toとroをくっつけたtroな訳で、一個の子音に一個の母音がくっついてる日本語話者には簡単にできません。
そしてこれが日本人の癖なのかな、と思ったりもしました。
pとhが隣り合ってる単語とか発音難しいですもんね。
ところがいざ仕組みが分かったからといってすぐできるわけじゃないです。
未だに、何かあると
「Zitroneって言って!!」
と煽られます。。。
ただ、自分の癖が分かってると発音を矯正しやすいのでそこが分かったことは大きな収穫ですね、ありがとうZitrone。
というわけで、海外で言葉が聞き取ってもらえない時はどんな感じに聞こえる?と聞いてみるといいかもしれません。
そうすると癖に気がつけたり、発音で気をつけるべきポイントが分かったりとよりネイティブっぽく話せるようになれるんじゃないかな、と思います。